これは善良なゲームファンの独り言です。

9月11日はバンナム関係の噂含みのニュースが各情報サイトを賑わせました。
北米では期限付き独占タイトルは珍しく無いのですが、プラットフォーム別のリリース日は大抵アナウンスされています。要するに「早くプレイしたいならA機です」と言う差別化になります。まぁ北米の場合は開発しやすいXbox360を優先させて、ハード性能の高いPS3版を後からファインチューンしてリリースする場合もありますので、先行発売が全てでは無いのですが。

しかし現在のバンナムが行っている独占方針は正直意味不明です。開発中のソフトをわざわざ発売中止にして、中止されたハードのマイナスイメージをアピールさせる事を優先しているようにしか受け取れないのです。むしろイメージが悪くなるのはバンナムで、今回の決定には全くメリットが無いようにも思われます。ソフトの売り上げを考えるならば当初の予定通りPS3/Xbox360のマルチで発売しておけば問題が無い訳ですから。

今回のPS3版「塊魂」の発売中止情報がネットで報じられたのは7月ですので、6月末に開催された株主総会後に方針変更が行われたと取られても仕方ないでしょう。北米ナムバン公式に「塊魂」「トラスティベル」の両タイトルが今になって浮上してきた事からも、最初から「期限付き独占」であったと予想されます。

ここまで来ると私のような善良なゲームファンでも穿った考えに陥ってしまいます。バンナムが今回の件で発生するであろう損失利益は何らかの形で補充されているのだろうと。

でも下落した企業イメージはなかなか向上しませんけどね、少なくとも私はバンナムのソフトに期待するのはやめました。