欧州発だった40GB版PS3ですが、欧州リリース後の日本での動きは予想よりも早くて驚かされました。続いて誰もが北米リリースを期待していたわけですが、現時点では未だに発表されていません。今週にも公式発表されそうな雰囲気ではありますが。
北米のゲームニュースを読んでいると「60GB版の在庫が残っているので投入時期を見極めている」と言った感じの記事がありましたが、本当なら馬鹿馬鹿しい話です。少しずつでも売り上げを伸ばす努力をしなくてはいけない中で、他地域では既に「賽は投げられた」訳です。
普通に考えるならば欧州に続いて日本で発表された廉価版PS3が「主戦場」である北米で投入されないはずはありません。興味がある人なら欧州や日本での発表を知らないわけがありませんし、発表までの期間が開くほど買い控えの時期が延びるだけです。
私の正直な感想としては北米でのXbox360は既に普及期に入っていると思うし、ゲームソフトも売れています。対するPS3は幸いにも高機能ゆえにXbox360ベースのソフトもそれなりに移植されています。専用ソフトはハードの性能を見せ付けてくれますし、Blu-rayを始めとする高機能AVマシンとしての側面もあります。
PS3ラバーとしてはサードにもPS3の性能を活かしたゲームソフトを大量に開発して欲しいところですが、現状では仕方ありません。2008年あたりまではその役目はSCEが全面的に担うことになりそうです。ゲーム機初の「大器晩成」型市場を確立するためにはSCEが根気よく市場を盛り上げていく必要がありますね。