Amazonから金曜日に到着していたのですが、じっくりプレイしたかったので翌日開封しました。ネットを見ていると既にクリアしている方もいらっしゃいますね。私はじっくりプレイする人ですので年内にクリア出来れば良いかなといった感じです。ラチェットもまだクリアしていませんし、グランディア3も平行プレイ中ですしね。

さて「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」。発売前から評価は高かったですし体験版も文句なしだったのですが、製品版も期待を裏切らない出来栄えです。事前情報を殆ど入手せずにプレイしましたので、体験版の場所からスタートしていなかった事に少し驚きました。そういや体験版のスタート時に「4」とありましたね。

このゲームは謎解き、探索アクション、ガン&格闘戦がシームレスに含まれています。序盤の段階ではガン&格闘パートと探索パートは切り分けられています。具体的にはネイトを狙う敵を一掃した後に自由にその場を探索すると言う形式が主流となっています。また、同じ場所でも進行フラグを立てれば新たな敵が出現することもあります。

FPSは苦手な私ですが、アンチャーテッドの銃撃戦は肩越しの視点が基本になりますし、基本は物陰に隠れて狙い打つと言ったスタイルになりますのでそれ程苦にはなりません。敵さんの台詞がベッタベタで結構笑えます。

戦闘シーンも面白いのですが、このゲームの肝は探索アクションでしょう。「おいおい」と思ってしまう距離の岩岩を飛び移りながら、色々な物体にぶら下がりながらネイトさんは地下遺跡だろうと古城だろうと潜入してしまいます。「ランドストーカー」辺りの難解なアクションを連想するベテランゲーマーもいらっしゃるかもですが、ミスしても直前に戻って何度でもやり直しが出来ます。「乗り越える」楽しみよりはゲーム演出を楽しむ手法の一つとしての扱いです、私のようなヌルゲーマーにはうれしい配慮ですね。

改めて感じたことですが、このゲームは映像表現はとことんリアルを追及していますがゲーム部分は相当にデフォルメされています。ネイトはボヤいてばかりいますが実はスーパーマンです。5発ぐらいは銃で撃たれても平気ですし、1分も待機してればダメージは回復してしまいます。壁をよじ登ったり岩壁にぶら下がったりと腕力も尋常ではありません。体力のあるスーパーマリオのようなキャラクタだったりします。

私もプレイ中、敵さんにパンパン撃たれて「蜂の巣やん・・・」と呟きながらも辛うじてピンチを切り抜けたり、断崖絶壁を片手でぶら下がりながら飛び移っていく光景を「んなアホな・・・」とか思いながらもゲームの世界に没頭しているのです。不思議なことにアンチャーテッドの完成された世界の中でネイトさんは躍動するヒーローとしてごく自然に存在できるのです。この辺りは緻密に作り上げた世界観やゲームバランスの賜物なんでしょう。

久々にアクションゲームを数時間プレイしてしまいました。現在どこまで進んでいるのかは判りませんが、絶妙なバランスも含めて「止めどころが難しい」ゲームは本当に久しぶりです。難易度も選択できますし、「アンチャーテッド」はアクション全般が苦手な人にこそ遊んで欲しい贅沢な「大人のゲーム」です。

最後に今日の絶景

Uncharted_1208_1

余談
私はアンチャーテッドをプレイするにあたりブラビア液晶とXEL-1(有機EL)に同時にプレイ画面を映していたのですが、序盤に地下遺跡を探索する面ではXEL-1と液晶の「黒の表現力」の差をまざまざと感じました。液晶TVの場合は暗い場面は殆ど潰れてしまいますので輝度を高める必要がありますが、XEL-1はそれが全く不要でした。暗い場面でも暗部をきっちりと、明るい場面は更に色鮮やかに表現しきってしまいます。やっぱり液晶TVは地デジ専用になってしまいそうです。