海外ソフトハウスに関しては日本国内よりは一歩二歩進んでいます。しかし残念なのは「マルチタイトルを作り上げる技術」に関してはほぼクリアしていると感じますが、「PS3の性能を引き出したソフト」に関してはSCEブランドに頼らざるを得ない状況は続いており、この部分に関しては逆に国内サードの方が若干先行しているかも知れません。

皮肉なことにCellの処理能力、Blu-rayの大容量といったPS3の最大の魅力はマルチタイトルでは綺麗にスポイルされてしまいます。一流シェフが食材のおいしい部分をゴッソリと捨てて、大衆食堂と同じ味付けの料理を作っている状況のようなものです。

この状況を打破する為にもSCEはサードへの技術諸々の支援が必要でしょうし、SCEブランドのタイトルでサードやユーザーを納得させるパフォーマンスを見せ続ける必要があります。2008年はSCEにはより一層の質と量のタイトルを、サードからはPS3専用ソフトもしくは性能を活かしたソフト開発を期待したいと思います。

【期待の海外タイトル】
※Turok
※Tom Clancy's Rainbow Six Vegas 2
・Haze
・WipEout HD
※Grand Theft Auto IV
・Killzone 2
・LittleBigPlanet
・MotorStorm 2
※Tomb Raider Underworld
※Bionic Commando
※FIFA 09
・Uncharted 2
・RESISTANCE 2

※印タイトルはXbox360とのマルチ予定

タイトル順は上の方は発売予定日が確定~ある程度公表されているソフトで、下に行くほど年内発売が怪しくなってくるタイトルです。なお「FIFA 09」は何ら正式アナウンスはありませんが、毎年発売されるタイトルなので含めました。

若干本数的に少なく感じますが、情報が不明確なソフトについては省いていますし、FPSタイトルには明るくないので結構省いてしまっています。この辺りは「個人的期待タイトル」ですのでご了承ください。

また、ルーカスアーツから「インディジョーンズ」「スターウォーズ」ブランドのタイトルも噂されていますし、LAIRで衝撃を与えたFactor5のPS3プロジェクト第2弾も予定されています。これらのタイトルも順次姿を見せてくるでしょう。EAからも「UEFA Euro 2008」をベースとしたゲームが予定一覧に上がってます。情報は殆どありませんが、発売するなら5月までになりますが間に合うのでしょうか?輸入タイミング合わせて入手できるならば是非とも欲しいソフトです。

2008年も引き続き海外の動向からは目を離せませんね。