SCEA副社長Steinberg氏によると80GB版と40GB版の売上げは同等で、100ドル高い(その分高機能な)モデルが競争力を保っていた事から、PS3の早急な値下げは必要ないかもしれないとの見解を述べているとの事です。

勿論本心を述べているとは思いません。値下げや新モデルを示唆する事による買い控えは絶対に避けなければいけませんから。

実際日本でも今週のPS3販売台数は2万弱と大きく落ち込みました、他ハードも軒並み台数は伸びていないのですが、PS3の場合は3/6発売予定の「サテン・シルバー」モデル待ちの人も存在するでしょう。

更にもう一つ意図的?にコメントされなかった要素としては「PS2互換機能」を忘れてはいけません。HDDの容量よりもそちらの方が重要である事は間違いありませんが、SCE側としては排除した機能のお陰で旧モデルが売れた事は認めたくは無いでしょうね。

取りあえず現状のPS3ラインナップに必要なのは更なる廉価機よりもPS2互換機能を復活させた大容量モデルでしょう。そして現行40GB版に関してはソフトエミュレータによる着地を目指して欲しいものです。

少なくとも今年中にRSXの65nmバージョン搭載モデルが登場するでしょう。PS3がどのような進化を果たすのか、ハード・ソフト両面で目が離せない2008年になりそうです。

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