ハイビジョン・ラバーこと麻倉氏の記事です。
昨年の時点で既にHD DVDに対して撤退勧告(やんわりではありますが)する程の筋が通った人ですので、今回の記事に対しても説得力があります。正直大半のライターが現実を覆い隠すように「互角」をアピールするかのような記事を乱発していたのが滑稽で仕方ありませんでした。
3つの敗因に関しては至極もっともと言いますか、ハイテク機器に興味のある人なら誰もが理解できる事で、特定のAV機器メーカーに対してフィルターが掛かっているような人達が何も見えてなかっただけの話です。
特に「敗因(2)――BDに対する「実現性が乏しい」とする決めつけ」に関しては誰もが教訓に感じるのではないでしょうか。我々のような一般社会人の生活においても「自分がそうだから他人もそうだろう」と決めつけるのがいかに危険な事か、今回の東芝の醜態を見れば感じ取る事が出来るはずです。
敢えて過去に東芝が発したBDへのネガティブ発言はリンクしません。もう戦争は終ったのです。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0802/25/news012.html
と言いながらも、下記のような若干ピントのずれた記事も未だに存在します。MSがXbox360へのBDアドオンを諦め、ネットワーク映像配信に本格的に取り組むのでは?との噂が出ています。MSに尻尾を振るのが大好きなライター達がこれから映像配信を盛り上げようと必死になるかもしれませんね。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20080222/1007338/
高画質HD映像の配信は確かに実用化されるだろうが、それはいつの話?それまでBDでいいじゃんと言うだけの話です。そのタイミングが予想よりも早くても良いし、遅くても別に構いません。何故なら今回は優れた規格が生き残った訳ですから。