5月14日に開催されたSonyの決算発表会の場においてゲーム事業の数字も発表されています。詳細は各サイトにて取り上げられていますので控えますが、私が今回の発表会にて公表された数字で気になったのは「2007年度のPS2が元気すぎる」事で、具体的な数字は下記の通りです。
06年度 | 07年度 | 08年度見通 | |
PS2 | 1,471 | 1,373 | 900 |
PSP | 953 | 1,389 | 1,500 |
PS3 | 361 | 924 | 1,000 |
PSPには及ばないものの僅差ですしPS2売れすぎだろ・・・。さすがに2008年度はPS3が逆転するでしょうが、現行PS3が互換性排除バージョンなのが実に痛い。昨年秋の40GB版に互換機能さえ残していれば2007年度の売り上げも相応に見栄えのする数字になっていただろうなぁと思うと実に残念です。
また、発表会の質疑応答内で大根田CFOが「08年度にRSX (GPU)が65nmになり、コストダウンが進むと考えている」とコメントされています。まぁ年度内の新型は既定路線でしょうし、我々ゲームファンも「当然出すもの」と期待しているのは事実です。しかしコストダウンされた新型について公の場で肯定的に発言されるのも初めて?のような気がします。
その時こそがPS2互換機能を復活させる最後のチャンスでしょう。しかし、その時点で1年間近く販売した40GB版に対するフォローまで考えると状況はややこしくなります。せめて限定条件でのソフトウェアエミュレーションがリリースできる状況まで実現できている事を期待するしかありません。
6月のMGS4バンドルパック以降、9月あたりまではソフト・ハードともに大きな動きは無さそうですのでSCEが北米のソフトラッシュに向けてどのようなハード戦略を練ってくるのか、興味深く見守りたいと思います。
しかし、平井社長の「TOKYO next week」は今回の業績発表会の事だったのでしょうか?本人はMGS4発表会に参加されてましたので日本にはいらっしゃるようですが。確かに「Playstation Day」のスピーチ前後は販売台数に関する事でしたので、文脈としては合致していますが・・・。
まぁ一つだけ確実なことは、65nm版RSXを搭載した新型PS3がPS2互換を復活させるならば購入するだろうなぁと言う事です(笑)