最近は雑誌媒体を購入する事も極端に減りましたが、引越しのために新大阪から新幹線に乗る前に立ち寄った本屋で「HiVi」が目に付いたので購入しました。表紙に「PS3は最強のBDプレーヤーになったか?」と記載されていたからです。

私はAV関連の記事が大好きでしたので他の記事もじっくりと読む事が出来ましたが、正直なところPS3関連の情報だけを目当てに購入すると1000円は高いでしょう。10分もあれば読みきってしまうからなぁ。

今回の記事はシステムソフトウェアVer2.30にて実装された「DTS-HDマスターオーディオ」への対応が中心です。私も今まで理解してたつもりで結構曖昧だったHD音声規格についても判りやすく説明されていますので、興味のある方は参考にしてみてください。

記事はその後「デノン」の高級BDプレイヤー「DVD-3800BD」を取り上げ(一応PS3関連の一連記事です)た後に、SCEのソフトウェアプラットフォーム部2名へのインタビュー記事が掲載されています。個人的には本誌において一番得るべき内容が多かった記事で

・DTS-HDMA対応が遅れた(BD-LIVE実装後になった)理由
・オーディオ処理はSPE0.5個分の能力で実装されている事
・BDプレイヤー部分の高画質化を予定
・DLNAやHDD内映像コンテンツに対する高品質化処理を予定

と既存の情報も混ざってはいますが、開発スタッフを素直に応援したくなるインタビュー内容です。

更に一部のDTS-HDMA対応ソフトに対する不具合に対しても「きちんと対応します」と明言している事も心地よく、以前からファーム担当のチームは今後の予定もきっちりとコメントしますし、私がSCEJの秘密主義に良い印象を持っていないだけに尚更好印象に感じ取れてしまいます。

この辺りはクタイズムが色濃く継承されている部門と、ヒライズムが浸透してしまった部門との違いなのかなぁとも。

それにしても「Chivi倶楽部」今回のゲストの方は素晴らしく理想的で優雅な生活を過ごされていて実に羨ましいの一言です。私も35年後にはこのような生き方をしてみたいものです。