久々にゲームソフトの売り上げについて書きます。最初に書いておきますが、某大作RPGの話ではありませんよ。


集計期間:2009年7月13日~7月19日

【PS3】プロ野球スピリッツ6 (73,855)
【PS2】プロ野球スピリッツ6 (50,066)

上記の通り、コナミ「プロ野球スピリッツ6」の初週売り上げはPS3版がPS2版を上回る結果となりました。ちなみに2008年4月に発売された前作の売り上げ比較は下記の通り。

【PS2】プロ野球スピリッツ5 (80,277)
【PS3】プロ野球スピリッツ5 (52,452)

丁度逆転していることが判りますね。
そして、2008年12月に発売された「完全版」になると

【PS2】プロ野球スピリッツ5 完全版 (14,690)
【PS3】プロ野球スピリッツ5 完全版 (13,020)

僅差に迫っています。
そして、2009年に入ってからソフトの売り上げ比率が逆転していることが判ります。大阪梅田で開催された「体験!プレイステーション」の場でもプロスピ6の映像に驚いている方も少なくなかったですし、リアルな映像のアピールが普段ゲームをしない層にも次第に浸透しつつあるのでしょう。


さて、同じコナミのサッカーゲームはどうでしょうか?2007年11月に発売された「ウイニングイレブン 2008」の初週売り上げは下記の通り。

【PS2】ウイニングイレブン 2008 (298,003)
【PS3】ウイニングイレブン 2008 (146,554)

見事にダブルスコアを食らっていますが、1年後のウイイレ2009になると状況が変わります。

【PS3】ウイニングイレブン 2009 (167,773)
【PS2】ウイニングイレブン 2009 (105,272)
【PSP】ウイニングイレブン 2009 (104,599)

こちらは野球より一足早く逆転?と言いたいところですが、この結果はフェアな数字ではありません。PS3版は2008年11月に、PSP/PS2版は2009年2月に発売されているからです。ちなみにPS2/PSP版を時差販売したのは日本だけで、このあたりは世界的なHDタイトルへの完全シフトの状況を考慮したものかも知れません。2009年のウイイレ戦略にも注目しましょう。


ジャンルは違いますが、2008年12月に発売されたバンナム「ガンダム無双2」は下記の通り。

【PS3】ガンダム無双2 (176,241)
【PS2】ガンダム無双2 (97,406)

プロスピやウイイレと違い、好んでゲームをプレイする層向けのゲームは既に逆転していることが判ります。ゲームジャンル(及び対象層)によって色々な傾向がありますね。

ゲームソフトやハードの売り上げについて記事を書くことは本当に久々ですが、色々と数字を調べているうちに見えてくる事もあって実に面白い。最近はPS2がライバル機に対して2週連続で販売台数で上回ったりと興味深いデータもあったりしますし。