PlayStation.Blogで配信予定が明らかにされていた「PS3システムソフトウェア Ver3.15」へのアップデートが2009年12月10日に実施されました。今回のVer3.15の追加機能は下記の通り。

・データ転送ユーティリティー
・スカパー! HD録画ディスクの再生に対応
・Bluetoothの動作改善

上記以外にも細かなFIX等は含まれていると思いますが、最大の目玉機能は「データ転送ユーティリティー」になります。PS3同士をLANケーブルで接続する事でハードディスクに保存されたデータを別PS3にコピーまたはムーブできるようになり、意外と多い「コピー不可」のセーブデータもムーブ(移動)可能になります。

Ps3datat

SCEも小型で静音設計の新型PS3への買い換え需要に対応してきましたねぇ。私はPS3を「買い足し」している人なのでデータ転送機能を必要だと思ったことは無いのですが、初期型も発売開始から3年以上が経過している訳ですし今後確実に需要がある機能には間違いありません。

詳細な手順については公式の「データ転送ユーティリティー」をご参照いただくとして、本機能は大切なセーブデータの管理機能という事もあり色々とデリケートな制限があります。

【転送先PS3は予めPSNアカウントを作成しておこう】
PSNアカウントを作成しておかないと・・・
・ゲームによって、転送先のPS3®でセーブデータが使えなくなる場合があります。
・転送したセーブデータを使ってゲームプレイをしたときに、トロフィーを獲得できなくなります。
・トロフィーの情報が転送されません。

【転送できないデータ】
・PS Storeからダウンロードしたレンタルコンテンツ
・著作権保護された動画ファイル(ファイルタイプがMGV、ETS)
・DivX® VOD サービスに対応した動画ファイル
・ハードディスクにインストールしたPS2ソフトウェア
「信長の野望 Online」および「同拡張パック」
「ファイナルファンタジーXI」および「拡張データディスク」

個人的にはハブ経由でLAN接続した複数のPS3間で任意のHDD内コンテンツがコピーやムーブ出来たならば「神」認定だったんですけどねぇ。来週にはFFXIIIライトニングエディションのPS3が到着しますし、データ転送ユーティリティーを一度試してみようかなと考えています。今週末に実験される人も多いでしょうね。


そういえばVer3.15の存在が明らかになった時も「いつ頃配信かな?」とは漠然と思っていました。12/17の週は日本でビッグタイトル(FFXIII)が発売されますのでファームウェア変更による万が一の不具合等は避けたいでしょうし、更なる翌週はクリスマスウィークになりますので海外のエンジニアは仕事をしたくないでしょう(笑)となると必然的に12/10に落ち着いたのかも知れませんね。

公式サイト
PlayStation.com(Japan)|PlayStation®3 情報|システムソフトウェア アップデート

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