Electronic Artsは今後発売されるEA Sports新作HDタイトルに「Online Pass」を同梱する事を発表しました。対象タイトルは下記の通り。

・Tiger Woods PGA Tour 11
・NCAA Football 11
・NHL 11
・Madden NFL 11
・NBA 11
・FIFA 11
・EA Sports MMA

これは該当するタイトルでオンラインモード及びボーナスコンテンツのダウンロードを利用するためには「Online Pass」の登録が必要になるという中古抑制のシステムになります。なお、中古で購入したソフトの場合でも10ドルを支払うことによりパスコードを再購入する事が出来ます。


EAは以前から不正コピー対策や中古抑制のための取り組みに積極的なソフトハウスです。最近でもPC用ゲーム「Spore」の厳しいコピーガードやアクティベートが話題になりましたし、Amazonでのネガティブキャンペーンも記憶に新しいですね。

私個人は不正コピー対策は勿論、中古対策についてもソフトハウスやハードホルダーはもっと真剣に取り組まなければいけないと考えています。今でも燻っているPS3最新ファームウェアによる他OSインストール不可措置に対しても、騒ぎたいところが騒いでおけばよいとしか思っていません。

ただし中古に関してはソフトハウスの利益と共存できれば問題は無いと考えています。今回の「Online Pass」がその尖兵となるのかどうかは判りませんが、将来的にはPS3等でもソフトを遊ぶためにアクティベートが必須になる可能性も有ります。

ハード・ソフト両方が足並みを揃えないとダウンロード専用に移行する未来は訪れないような気もしますので、まだまだパッケージソフトは健在でしょう。勿論小売りとの関係もありますし、業界全体でより良い方向に進めていただきたいものです。

今回発表された「Online Pass」について日本国内での展開は明らかにされていませんが、まずは今年秋に発売されるであろう「FIFA 11」の動向が気になりますね。

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