日本では2010年10月7日に発売される「ENSLAVED ODYSSEY TO THE WEST」を開発したNinja TheoryのTameem Antoniades氏インタビューが興味深かったので紹介します。







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先般公開した体験イベントレポートにも書いたとおり、私は小学生の頃見ていたドラマ「西遊記」が大好きでした。と言いますか、当時は見ていないと友達との会話について行けないぐらいの人気ドラマでしたね。「ENSLAVED ODYSSEY TO THE WEST」を最初にプレイしたときにも、そのドラマ「西遊記」が真っ先に思い浮かんだぐらいで、それはゲーム内のTrip(三蔵法師)が女性だった事も大きいのでしょう。

で、Tameem Antoniades氏のインタビューを読んでいると「オリジナル(中国の小説)の三蔵法師は男性僧でちょっとしっくり来なかったが、我々が見たドラマの三蔵法師は女性だった。その事もあってゲームのTripを女性にすることはごく自然な事でした。」とあるのです。

少し調べてみると70年代後半に日本で放送されていたドラマ「西遊記(堺正章さんや夏目雅子さんが出演)」は日本から遅れること1年後ぐらいに英語吹き替えにてイギリスでも放送され、しかもかなりの人気作品だったようです。元々英国だけではなく欧州文化はオリエンタリズムやシノワズリという言葉があるようにアジア文化の影響を少なからず受けていますので「西遊記」が英国の子供達に受ける下地はあったと考えることも出来ます。なるほど「西遊記」のベースや原体験が私と同じと知って何かが繋がったような気がしました。

Ninja TheoryはTGS以降色々と話題になっているデベロッパですが、少なくとも「ENSLAVED ODYSSEY TO THE WEST」に関してはNinja Theoryが作り出す英国風アジアンな雰囲気とゲーム世界がマッチしています。ここまで個性的な絵作りが出来るデベロッパなんですから、話題の新作もポリシーを貫き通して欲しい気分です。

公式サイト
ENSLAVED ODYSSEY TO THE WEST

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バンダイナムコゲームス  2010-10-07

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