2010年10月21日の国内発売より一足早くPlayStationMoveが到着しましたので簡単に紹介してみようかと。







今回、PS Move本体はアジア版を購入しました。元々「肉弾」の為にMoveコントローラ2本が必要でしたし、何故かPS3を複数台所有していますのでPS Eyeも無駄にはならないとの判断です。最終的にはEyeが3台になるんだよなぁ、どんな記者会見だよ(笑)

※セットアップしてみよう
PS Eyeをテレビ中央部分に設置して、後はMoveコントローラを通常のPS3コントローラ同様にUSBケーブルでPS3本体と接続するだけです。XMBの設定に地磁気センサーのキャリブレーション設定がありますので、最初に設定しておいた方が良さそうです。

※体験版をインストールしてみよう
東京ゲームショウ2010でMoveタイトルを体験した人に配布される「PS Move体験ディスク」に収録されている体験版タイトルは下記の通り

・スポーツチャンピオン
・バイオハザード5 AE
・BIG 3 GUN SHOOTING
・フリフリ!サルゲッチュ
・街スベリ
・無限回廊 光と影の箱

アジア版Moveに同梱されている体験版ディスクに収録されているタイトルは下記の通り。
・Beat Sketcher
・echochrome ii(※)
・eyepet
・Kungfu Rider(※)
・SPORTS CHAMPIONS(※)
・Start the Party
・tumble
・TVsuperstarts
・BIOHAZARD AE5(※)
・TIGER WOODS PGA TOUR 11
・TIME CRISIS RAZING STORM(※)

※重複タイトル

日本では発売予定がないタイトルも含まれていますね。大半のソフトは海外PSNで体験版が入手できます。なお、上記体験版はBDからの直接起動は不可で、全てHDDへのインストールが必要になります。一括インストール等のメニューは無く、ソフト別にインストールすると結構な時間と手間が掛かります。TGS等で既に体験版ディスクを所有している人はMoveが到着する前にインストールしておくことをオススメします。

※実際に使ってみよう
TGS2010では慌ただしい中でプレイしていたのでMoveコントローラの形状や使い勝手等については特に感想はありませんでした。まず、先端のスフィア球は柔らかい樹脂製でプニプニしています。一応仕様ではフルカラーで様々な色を出せるはずですが、アプリケーション依存になりますのでユーザが任意の色に光らせることは出来ないようです。

ボタンに関してはStartとSelectの位置が厳しいですね。おそらくMove専用ゲームでは頻繁に使用するボタンにはならない(でも、サルゲッチュでは結構Startボタン使ってたり)と思いますが、押しにくいとかのレベルの配置じゃないです。後は特に問題無いかな、個人的に意外というか少し違和感だったのはトリガーボタンが×(キャンセル)扱いになるソフトが多かった事です。

PS3のXMBをMoveで操作することが出来ます。トリガーを押しながらMoveコントローラを上下左右に振るとカーソルが任意に動きます。これによってMoveだけでもゲーム起動までには持ち込むことが出来ます。後はメディアプレイヤーも操作可能ですが、使いやすいかどうかは実際にお確かめ下さい・・・。

このようにPS3標準のアプリケーションに関してはMove対応もある程度されているようですが、torneに関しては非対応でした。リングメニューや番組表のスクロールをMoveで操作したら結構気持ちよさそうなので、次回のアップデートにひっそりと組み込んで頂ければ幸いです。

※ゲームも試してみよう
体験版ばかりですけど一通り試しました。スポーツ系は無難に面白いので敢えて書くことは無いなぁ。

まずまず面白かったのは「フリフリ!サルゲッチュ」。視点移動が○×ボタンというのはどうにも直感的ではなかったですが、ナビコンに割り振るように設定できればもっと面白くなると思うし、更にMove2本で乱れ捕獲とか出来れば更に遊びの幅は広がるでしょう。バージョンアップ等があれば楽しいですね。

「無限回廊 光と影の箱」もゲームソフトとしてはまだまだこれから、という感じでしたがMoveとの相性はバッチリでした。光点を動かして影を操る感覚はMoveコントローラが懐中電灯に似ている事もあってまさに直感的といえるものでした。

「eyepet」はなかなかに羞恥プレイ必至のゲームでした。何が楽しくて自分の映像をハイビジョンTVで見なければいけないのだろうか・・・まぁ家族でわいわいプレイするには楽しいと思います。PS Eyeの性能不足が勿体ないと感じさせるタイトルで、このあたりは後述します。

唯一?のコアゲー「バイオハザード5 AE」体験版でMove+ナビコン操作を体験しました。ナビコンは手元にありませんので、PS3用標準コントローラで代用。基本的な操作は片手のみで可能なようにボタンアサインされていますので問題無いのですが、やはりホールド感が悪い。FPSやTPS等のコアゲームではナビコン必須になると思われますので、これらのタイトルに興味がある方はナビゲーションコントローラは用意しておいた方が良さそうです。でもやっぱり銃を撃つときは立ち止まるのね・・・。

なお、「BIG 3 GUN SHOOTING」はシューティングアタッチメントありきで考えているので今回はプレイしていません。

※Moveについて書いてみよう
今回、自宅で遊んだタイトルの殆どがカジュアルゲームという事もあって、特別な驚きというものを感じなかったのは事実。やはりここは美麗なHDグラフィックで演出されたコアゲームで真価を確かめたいところです。「Power Smash 4」「リトルビッグプラネット2」「KILLZONE 3」「HEAVY RAIN」「絶体絶命都市4」あたりに期待。

また、ハードウェアとして気になったのはPS Eyeの解像度の低さ。Moveの位置検出用としての性能に問題はなさそうですが、カメラ映像をゲーム画面にそのまま表示するeyepetのようなゲームの場合どうしても動画解像度の低さやノイズが気になります。基本ファミリー向けのゲームに多用される機能でしょうから個人的な影響は大きくないものの、今後カメラだけのバージョンアップ等もあるかもですね。

とまぁ駆け足でPlayStationMoveを紹介しました。

一通り使ってみてプレイしてみて感じたことは「MoveはDUALSHOCKに置き換わるものではない」という事です。少なくともPS3においてメインコントローラは今後もDUALSHOCKであり、Moveは操作の可能性を広げる役割を担うだけの話です。

ゲームを作る側としても既に普及しているモーション操作対応ソフト開発のノウハウを活かしつつ、HDグラフィックのコアゲームを制作することも出来る訳です。戦略としてはカジュアルゲームの裾野も広げるべきですが、やはり我々が楽しみにしているのはコアゲームへの活用です。Moveの売りである精度の高さを活用したフルゲームの登場が待ち遠しくなりましたし、それだけのポテンシャルは秘めているデバイスだと思います。

公式サイト
PlayStation®Move | プレイステーション® オフィシャルサイト


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