そういえば任天堂3DSが発表されてましたね。29日に発表されるとはどこかで読んだ記憶があったのですが消え去っていました。実際のところ全くの偶然ですが「FinePix Real 3D W3」という3Dデジカメを購入したのでPS3や3DTVと絡めて書いてみようかなと。ついでに3DSについても。







※「FinePix Real 3D W3」とは
富士フイルムから2010年9月4日より発売開始されている3Dデジカメです。1年前には既に同コンセプト機「FinePix REAL 3D W1」がデビューしていた訳ですが、今回発売された2世代目では様々な部分をブラッシュアップ、HDでの3D動画撮影にも対応しました。HDMI出力により3DTVでの視聴にも対応しています。

とまぁそれ程使い込む時間なんぞ無いものの、3D撮影の面白さに夢中になってしまいました。3D環境が揃っている人なら実に楽しいアイテムですが、腑に落ちないのはSonyこそが真っ先に取り組むべきデジカメじゃないのかな?というところです。NEXやサイバーショットのパノラマ3Dは使い勝手が悪すぎます・・・。

※3DTVに対応
別売のHDMI-mini規格ケーブルを使用すれば3DTVで「FinePix Real 3D W3」の画像や動画を閲覧することが可能になります。現時点では撮影した3D動画はPS3上では再生不可の為、3DTVで視聴するには本体から再生する必要があります。3D動画の画質は今ひとつですが、それでも3D映像が気軽に撮影できるのは素晴らしい。

※PS3「プレイメモリーズ」に対応
撮影した3D画像ファイルの拡張子は「MPO」になります。本体の液晶で3D閲覧も可能ですし、前述したとおり本体と3DTVをHDMIケーブルで接続することでもOKですが、最近無料で配信されたPS3アプリケーション「プレイメモリーズ」を使用すればPS3本体HDDに3D画像を蓄積・閲覧することが可能になります。

※一番のウリ?裸眼3D液晶
本格的に楽しむには3DTVやPS3が有った方が良さそうですが、「FinePix Real 3D W3」は本体だけでもかなり楽しめます。当機にはタイトルにもあるとおりレンチキュラー方式の裸眼3D液晶が搭載されているのです。

方式の説明については公式サイトにお任せするとして、想像していたよりも3D効果は感じられるし液晶自体も明るくて美しいのです。裸眼3D液晶だけでもこのカメラを買った価値はあるな・・・と思わせるレベルです。

ただし、3DTVのような専用メガネは不要ですが、目は同様に疲れやすいと感じました。これは見続けていると慣れるのかどうかは今のところ判りません。3Dボリュームを強めにすると軽い酔いのようなものを感じることもあります。3D立体視の見え方については実際に体験して頂くしかないので、お近くの大手量販店等でお確かめ下さい。

※裸眼3D液晶と言えば・・・
そして私が裸眼3D液晶にキャッキャした翌日、全くの偶然(私が忘れていただけ)ではありますが任天堂の次世代携帯機「3DS」の発売日や価格が発表されました。発売日は2011年2月26日、価格は25,000円になります。価格については色々な意見があるようですが、任天堂が久々に先進デバイスを搭載した意欲機としては妥当な価格じゃないかなと思います。

そして、発表会で3DSも国内初お披露目となりましたが、裸眼3Dの方式は明らかになったのでしょうかね?有力とされているのは「レンチキュラー方式」か「視差バリア方式」のどちらかになります。コストや量産性を考えるとこれ以外の方式を任天堂が採用する事は少し考えられません。3DSの3D液晶のスペックで明らかにされているのはこれぐらいでしょうか?

液晶サイズ:3.53インチ(800×240ピクセル)
※横800ピクセルを左右に400ピクセル割り当て


「FinePix Real 3D W3」のレンチキュラー液晶は3.5インチWVGAサイズとの事ですので、800×480ピクセルで3DS同様に横400ピクセルを左右に割り振っていると思われます。結果、3DSの3D液晶はPSPと同じ解像度になる訳ですね。目の疲れやすさや3D効果が得られる視野角、そして様々な姿勢や環境で3D立体視がどこまで有効なのかは実際に3DSを手にとってみるしかありません。

ソフトに目を向けてみると、正直なところ現時点で発表されているタイトルで欲しいと思わせるものは一本もありませんが、3D効果で化けるソフトが出てくる事を期待しています。まぁ最近まで3DSは当然のように買うつもりでしたが、裸眼3D液晶を既に堪能してしまった現在は少々テンションが下がったのも事実(笑)普通に買えるようになってから購入しようかなとも思っていたり。

公式サイト
FinePix REAL 3D W3 | 富士フイルム