週末ドタバタしていて取り上げる事が出来なかった売り上げについて書きます。







10月4日~10月10日の週販ランキング(メディアクリエイト調べ)を紹介します。気になるタイトルの結果は下記の通り。

2位 PS3 劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~(15.2万)
4位 PS3 レッド・デッド・リデンプション(7.0万)
5位 PSP 剣と魔法と学園モノ。3(3.0万)
8位 PS3 F1 2010(2.5万)
10位 PSP けいおん! 放課後ライブ!!(2.1万/19.2万)
12位 PS3 剣と魔法と学園モノ。3(1.4万)

「レッド・デッド・リデンプション」PS3版が初週7万本とまずまずのスタートを切りました。同じロックスターの「Grand Theft Auto IV」PS3版が国内でも12万本(最終32万本)でスタートしているだけに若干物足りない感もありますが、実績のあるGTAと新規IPの差を考えると仕方ないのかな。グラフィックがGTAよりも好みなので私も時間さえあれば絶対にプレイしたいソフトの一つ、最終的に国内PS3版で15万~20万ぐらい売れて欲しいですねぇ。

「剣と魔法と学園モノ。3」はPSP版の方が売れました。PS3とPSPのマルチでPSPの方が売れたタイトルは珍しいかも。過去シリーズがPSPで展開されていたことも影響しているようですね。私は体調を崩していたこともあって殆どプレイできていませんが、少なくともドラマCDは実に秀逸ですので興味がある方はどうぞ。

最後に取り上げるのが「劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~ ハイブリッドパック」です。今作品はPS3ゲームが収録されたハイブリッドBD版と映像のみのDVD版が発売されるという事で販売集計が気になっていましたが、BD版はゲーム扱いに、DVD版は映画扱いとして集計されました。DVD版も2.1万本と悪くない売り上げを記録しましたが、ゲームが収録されたBD版のお買い得感と比較するとさすがに分が悪いですね。

マクロスFとは逆に2009年春に発売されたFF7ACCはFFXIIIの体験版が同梱されていましたが集計は映像ソフト扱いになり、ゲームの販売ランキングからは除外されました。同じような現象はDVD付きコミックの集計でも起きているようです。昨今のコンテンツは小説・コミック・DVD/BD・音楽・ゲーム等々にメディアミックス展開される事が珍しくありませんし、一つのアイテムに複数の要素が含まれた際の販売統計については考え直す時期に来ているのかも知れません。

しかし、世間の評判や他人の主観に殆ど左右される事がない(というか元々興味がない)私のような人間からすると信じられない事ですが、「売れているから観る(遊ぶ)」という人が世の中には思ったよりも多いようです。その点から「テレビの視聴率やコンテンツの売り上げランキング等を消費者が知る必要は無い」という業界側の主張も理解できるのですが、今や売り上げや視聴率等の情報は既にメタコンテンツとして独り立ちしていると私は考えています。売り上げランキング単体で楽しんでいる訳ですし、私はポケモンがどれだけ売れようがどうでもよい話です。でも最近「クマシュン」という名前が記憶の片隅に残りましたよ。それが何を指すのかは知りませんし知る気もないですが、また一つ賢くなった。

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