CESA会長の和田洋一氏(スクエニ社長)がCESA新年賀詞交歓会の場で2011年のゲーム業界について少し語っていますのでご紹介。







「経営者にもクリエイティブが必要だ」 CESA・和田洋一会長が2011年のゲーム業界の方向性を示す - デジタル - 日経トレンディネット

まぁ私は和田氏に対して思うところは無いのですが「経営者にもクリエイティブが必要だ」と言われて、読む側聴く側としては「じゃあスクエニはどうなのよ?」という見方をしてしまうよね。ここ最近のスクエニは結果としてブランド潰しに繋がるような動きが目立ちましたから、CESA会長としての立派な発言も台無しです。でもこういった偉い人って堂々としているよなぁ、私のような小者では「経営者にもクリエイティブが必要だ」って今のスクエニの状況では恥ずかしくて言えない。

でもまぁ今後のゲーム業界はどうなるのでしょうね。記事にもあるとおり数年を掛けた大作ゲームは今後減っていくだろうし、携帯やiPhone向けのライトに遊べるゲームにソフトハウスがシフトしてしまうと若干どころか相当寂しい。

私が愛好しているのはオフラインでじっくりと楽しめるゲーム、特にストーリーが練り込まれたJRPGあたりが大好物だったりします。「暇つぶしの道具」だったコンピュータゲームがハードの進化を受けて「新たなメディア」として成長を遂げたと思いきや、作り手の構造上の問題から「暇つぶしの道具」に立ち返るというのは残念というか勿体ない。

勿論、ソフトハウスが大作ゲームもライトなゲームも幅広く提供する状況なら選択の余地がありますが、そのような明るい未来が楽観できないのも事実です。

自分自身は古いタイプのゲームファンである事は自認しつつも、将来的に販売されるゲームの大半が「暇つぶし」になるようだと「卒業」の2文字を考え出す時期なのかもですな。

ゲームを卒業したら盆栽でも始めようかと。