久々にFF7リメイクの噂が海外サイトに流れていますのでご紹介。噂の信憑性?そんなもの知りませぬ(笑)







Leaked email details Final Fantasy VII for NGP – Update: Probably Fake | GamersMint

もはやゲーム業界の噂の定番とも言える「FF7リメイク」ですが、今度のターゲットはNGP(仮称)です。スクエニからの公式電子メールらしきソースによると「Final Fantasy VII for NGP」の特徴はパワーアップされた映像やリマスターされた音楽だけではなく、FFXIIIベースのバトルシステムを採用しているとの事です。NGP(仮称)の詳報が色々と明らかにされるであろうE3 2011で発表されるってさ。


ほっほー、フェイクと判っている状況で敢えてお付き合いするのも面白い(笑)ソースに信憑性なんぞ最初から期待していないので、雑記として「ファイナルファンタジーVII」のリメイクについて書いてみようかと。

まずは、何故FF7リメイクの噂は跡を絶たないのでしょうか?

「ファイナルファンタジーVII」は数多くの続編や外伝的作品がゲームや映像としてリリースされているFFシリーズでも屈指の人気タイトルです。人によって好きなFFナンバリングは様々でしょうが、FF7関連が最も成功している商品群である事は間違いないでしょう。

しかし、本編であるFF7が初代PS用に開発されたタイトルと言うこともあり、一番映像的に見劣りするのも事実(携帯アプリを除く)。本編の前後を埋める作品も出そろい、物語としても一通りの補完が完了した「COMPILATION of FINAL FANTASY VII」の最後を締めくくるに相応しいのがFF7本編のHDリメイクだと考えるのはファンなら当然のことでしょう。要するに「噂」は希望や期待が具現化したものなんですね。

では、何故FF7リメイクは今に至るまで実現されていないのでしょうか?

最新のハードウェアで開発するとオリジナルから2世代違いますからねぇ。ここまで違うと完全な新作と開発に必要なコストや時間は大きく変わらない上に、JRPGの重要な要素である物語の新鮮味が無い訳ですから商品としては旨味が少ないというのが現状でしょう。更には前後の物語が公開されている関係上、リメイクを機に物語を改編することも無理です。こちらはパブリッシャ視点の話。

そして開発側としてリメイクし辛いと思われる要素として、FF7が「ビジュアル指向FF」としては過渡的な作品だったという事を挙げます。一番判りやすいのはキャラクタの頭身で、フィールドや街の中、戦闘中、ムービーと様々なパターンで登場するキャラクタの頭身が全く違うというのもFF7だけの特徴。ちなみにFF8以降は作中での頭身バランスが保たれていますので、リメイクしても違和感は少ないかもです。

このように今となっては「懐かしい」という感覚で受け止めることが出来るFF7の演出ですが、いざ現行機でリメイクするならば当然のように頭身バランスを統一する事でしょう。そうなると、オリジナルをプレイした人にとっては「全く別の作品」に映るんじゃないかな・・・。

また、当時はひたすら長いと批判されていた召喚獣の演出等もスキップ出来るようになると逆にあっさり過ぎて「物足りない」と言われかねない。要するに商品的にも作品的にも「ファイナルファンタジーVII」をリメイクするだけのメリットは無いと判断されているんじゃないかな?


とは言え「オフラインゲームで睡眠時間を削らない」がモットーの私ですら、例のイベント後に眠れなくて朝までプレイしてしまった唯一のゲームがFF7だったりする訳です。これからもリメイクの噂は取り上げていきますし、本当にNGP(仮称)で発売されるならば歓喜どころの騒ぎではありません。子供が出来たなら本気で「クラウド」と名付ける事は間違いないでしょう。

でも、クライシスコアでのバタ臭いエアリスだけは許す気にはなれない(笑)