2011年5月26日の発売が予定されている「トロイ無双」の先行体験会に参加させていただきましたのでご紹介。
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※「トロイ無双」とは
2011年5月26日の発売が予定されているコーエーテクモゲームスの人気フランチャイズ「無双」シリーズ最新作が「トロイ無双」。本作品の開発を手がけたのはコーエーテクモカナダになり、欧米ゲームファンに対するアプローチを数多く盛り込んだ意欲的な「無双」作品として注目を集めています。価格は7,560円(税込み)で、CEROレーティングはC(15歳以上対象)になります。

※体験会の模様
イベントにはコーエーテクモカナダから3名の開発スタッフが来日されていました。ゲームデザイナーのマイケル・ボンド氏、アクション担当した黒田壮太郎氏、ディレクターの門脇宏氏によるゲーム実演、そして最後は質疑応答という形でイベントは進行しました。
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いつものコーエーテクモさんのイベントとは違い、今回は新宿歌舞伎町にあるギリシャ料理のお店「DINING BAR 風の蔵」というところで開催されました。ギリシャ料理は初めてでしたが、私は元々イタリア料理が大好きで日本と緯度が近いギリシャの料理も日本人の口に合うことは間違いないと楽しみにしていました。

ギリシャと地中海料理 DINING BAR 風の蔵

どの料理も美味しかったのですが、メインで出てきた魚介三昧のブイヤベース「カガヴィア」が素晴らしかったです。もう一度食べたくなる味だなぁ。

※実際にプレイしたよ
食事用とは別のスペースに試遊台が設置されていましたので早速体験、勿論私はPS3版をプレイしました。

イベントムービーが終了すると簡単なチュートリアルも含めたゲームプレイが始まります。広大なマップにワラワラと配置されている雑魚キャラ達と言った感じで、このあたりは従来の無双シリーズと大きな違いはありません。

異なるのは「盾」の存在です。ゲーム序盤からいきなり敵軍から雨のように降り注ぐ矢の洗礼を受けますので、防御ボタンを押すことで無駄なダメージを回避する必要があります。矢が降ってくるタイミングの際には画面上にアラートが出ますので、その時はおとなしく盾を天に向けると良いでしょう。自分の盾は壊れない設定とのことなので、盾を最大限に活用しつつ攻略する必要があります。
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しかし、勿論敵も盾を持っていますので正面から闇雲に攻撃しても「カン、カン」と防がれて終わりです。「トロイ無双」は敵の盾をいかに効率よく破壊して倒していくのかが攻撃の鍵になります。

回避ボタンで後ろに回り込むだけではなく、本作品では「無双奥義」の代わりである「Fury」モードを適時に活用したり、部隊長(キャプテン)を率先して倒して部隊の士気を下げる、または敵の武器を拾って攻撃する事で盾を弱体・無効化させる事が可能になります。特に剣を投げた場合、敵に命中するとほぼ一撃死してくれますので便利でしたね。
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次に大きな違いとしては「ジャンプがない」事です。この点に関しては昨年開催されたTGS2010での試遊レポート等でも記載されていた事項ですので、私も気になっていたのですが、実際にプレイしてみると「違和感は無い」という結論を出すことになりました。

このあたりは別記事で紹介する質疑応答でもありますが、無双スタイルのゲームプレイでのジャンプ要素には殆ど意味が無い事が当作品をプレイすると判ります。開発の際でも「既得権」と言いますか「今まであったから外せない」といった感覚でしょうかね。

「トロイ無双」の戦闘時のアクションではコンボ攻撃等でジャンプしながら敵に斬りかかる動作等も盛り込まれています。任意にジャンプする必要は特に無いなぁと感じましたね。
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とまぁ色々と敵を倒しながら目的に到着、中ボス的なキャラを倒す事によってミッションをクリアすることが出来ましたので試遊は終了しました。

※試遊の感想
私自身の「無双」体験は初代「真・三國無双」をある程度プレイ(その後知人に貸したっきり)、その後は3DSの「戦国無双 Chronicle」をプレイするまではなんだかんだで縁が無かったタイトルです。無双フランチャイズ以外では「トリニティ ジルオール ゼロ」をガッツリと楽しみましたけど、基本別ゲームですね。

と言った感じですので、「無双とはこうあるべき」といった考えを全く持っていない状態でプレイした「トロイ無双」の感触は実に良好なものでした。前述のとおり、プレイ前はジャンプの排除が気になっていた程度ですが、このあたりも実際にプレイすると違和感の無さに逆に驚いたぐらいです。

公的にもコメントされている操作レスポンスに関しても、従来の無双シリーズと比べると重みがあるのでしょうが、個人的に「もっさり」と感じる事はありませんでした。プレイヤーキャラのモーションが自然で操作感とマッチしているのでしょうかね。

このあたりの要素を踏まえると、正直なところ「無双シリーズ」に対する認識や考え方によって当作品の印象は大きく変わるでしょう。前述した「レスポンス」であったり「ジャンプ」であったりと、「こんなの無双じゃない」とプレイする前から結論を出してしまう人が存在するであろう事も予想出来ます。

でも、このあたりは実際にプレイすると「成る程ね」と氷解する要素ばかりです。「プレイ感」以外の部分で我々が漠然と抱いている「無双シリーズ」のフォーマットは丁寧に守られていますし、キャラクタも若干欧米風にワイルドになっていますが、コーエーテクモならではの格好良さは踏襲されています。

興味はあるけど「食わず嫌い」な方々のためにも、オープンな場で試遊体験が出来る機会を是非とも設けていただきたいところですねぇ。理想は体験版の配信ですけど。

※質疑応答は別記事に書きます。

トロイ無双

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コーエーテクモゲームス 2011-05-26

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