PS Vitaの3Gプリペイドに用意されたFOMAハイスピード3時間は「お試し時間」らしい。ちなみに定額は月5460円（税込）。 : ゲームかなー速

2011年12月17日にロンチされるPS Vitaの3Gプランの全貌がようやく見えてきましたのでご紹介。

4Gamer.net ― CEATECでPS Vitaの試遊機を6台発見したのでフォトレポート。3Gプリペイドプランに用意された広帯域モードは「体験版」だった

2011年9月14日のSCEJプレスカンファレンスで発表されたPS Vitaに採用されるドコモの3G通信に関する情報は色々な意味で話題を呼びました。それらの情報は残念ながら好評という訳にはいかなかったのも事実で、3G版の販売には少なからずの影響が出るのでは？と予想しています。実際に私は3G版からWi-Fi版へのシフトを決めましたし。

10月4日より幕張で開催されているCEATECにPS Vitaが出展されると言うことは先般も記事にしましたが、4Gamerさんが早速記事にされています。残念ながら参加出来ない身としては実に嬉しい。

記事によると「プリペイドデータプラン100h」に付いてくるFOMAハイスピードが利用可能な3時間は「お試し期間」のようなもので、常時ハイスピードで接続したいならばメインプランである月定額に移行してください、との事です。

今回の情報を得ることでようやくPS Vitaの3Gプランの全貌が見えてきました。SCEJはプレスカンファレンスで定額プランについてはほんの少し触れたものの、プレゼンの中心として持ってきたのは「プリペイドデータプラン」であり、定額プランについては詳細を報じませんでした。

SCEJとしては「手軽に安く」「契約不要で直ぐに使える」事をアピールしたかったのでしょうが、「回線速度の遅さ」や「通信時間持ち越しが不可」と言ったデメリットだけが目立つ結果となりました。

このあたり「PS Vitaロンチ戦略」の足並みが揃っていなかったように感じられるのが残念です。本体ハードの値段を考えると「まずはコアゲーマー向けに」とターゲットを絞った展開をするのは妥当なところで、ソフトラインナップ等からスタンスが伺えます。しかし、通信に関しては「安かろう悪かろう」で敷居の低さをアピールしています。

コアなゲームファンに訴求するならば回線速度の低いプランを推すのは間違だったのでは？と感じています。まずは常時ハイスピード通信が可能な定額プランを紹介して、その後に「プリペイドプランもありますよ、通信遅いけどね」という持って行き方をすればハレーションも今よりは少なかったのでは？と思っていたりするのです。

どちらにしてもモバイルルータは手放せませんね。ようやく安定してきたWM3500Rからauに切り替えるかどうか迷うなぁ。