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3連休に入ってから「英雄伝説 碧の軌跡」を本腰入れてプレイ中。安定して面白いけど、前作同様に時間を忘れて延々とプレイしてしまうのよね。

さて、Edge誌のインタビューにSCEEのJim Ryan氏とSCEWWSの吉田氏(通称よしP氏)がPS Vitaについて色々と語っていますのでご紹介。






SCE吉田氏、デジタル配信限定のコンソールはまだ受け入れられない | インサイド (ゲームビジネス、その他のニュース)

SCE吉田氏、デジタル配信限定のコンソールはまだ受け入れられない / GameBusiness.jp

What Vita means for Sony - Edge Magazine

インタビューの中でRyan氏とよしP氏は、デジタル販売専用プラットフォームが時期尚早である理由を下記の通り語っています。

・全てのユーザからデジタル販売が受け入れられる事は無い
・ブロードバンド環境が未整備のエリアもある
・小売店での買い物を好む方もいる


また、記事の中でRyan氏はPS Vita用として発売される「アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり-」の容量が4GBである事を明らかにしています。



まぁ日本市場以外の状況については明るくないものの、少し前の記事でも書いたとおり日本のゲーム業界全体で考えると「デジタル販売へのシフトを望んでいない」事は明らかです。もう少し穿った書き方をするならば、シフトされては困るところが多いから踏み込めないといったところでしょう。

その他にデジタル販売が普及しない理由として、「パッケージで現物を持っておきたい」とか「店頭で物を買うのが本質的に好き」という理由が挙がる事も多いですが、現実的にデジタル販売された商品がパッケージに対して競争力が低い事について触れられる事はありません。価格面でも添付品や付録についても。

現在発表されているPS Vita用タイトルの販売価格を見ていても、定価とDL価格の差は多くても1000円程度です。パッケージコスト、流通コスト、小売りの利益等を考えれば素人でも「ぼったくり」だと感じますし、敢えてそのように感じさせているのも事実でしょう。更には中古で売ることも出来ないわけですから一般層がDLにシフトする訳がありません。

せめてPlayStation Plusで限定的に運用されている「Full Game Trial」が全てのゲームに適用されるといった措置があれば面白いのですけどねぇ。ちなみに「Full Game Trial」とは製品版ゲームが最初の1時間限定で自由にプレイ出来るというもの。気に入れば料金を支払って購入すればOK。これならばPlusに入る価値があると思う人も多いでしょうし、全タイトルをDL義務化する意味もあります。

色々なしがらみや制限がある事は理解した上で、DL販売中心のユーザを少しずつでも増やしていく努力や意気込みは見せて欲しいですね。

ゲームかなー : PS VitaのパッケージとDL版の価格差を考える。デジタル販売への移行は遠い、というか移行する気無いでしょ。