PS Vitaの「UMD救済プログラム」詳細が待ち遠しい : ゲームかなー速

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2011年9月14日に開催されたSCEJプレスカンファレンスの場でPS Vitaのロンチに関する概要のほぼ大半が発表されましたが、未だに詳細が判明していない事項が幾つか残されていますのでご紹介。今回は「UMD救済プログラム」について書きます。

ゲームかなー : PS Vitaの「UMD救済プログラム」を検討しているらしい。まだ検討段階ですか・・・

多くの人が期待していたのはPS VitaでそのままUMDメディアがマウント可能な「外部UMDドライブ」だったはずです。コミュニティに投稿されたコメントでも目立ちましたし、勢いを保ち続けているPSPタイトルをPS Vitaでもそのまま遊びたいと考えるのは当然でしょう。

一方で「PSPタイトルはPSPで遊べばよい」という考え方もありますが、据置機がリビングでの設置場所とAV入力端子を争うのに対し、携帯機は持ち歩くカバンのサイズ内でポジションを争います。PS VitaがPSPの後継機として不完全である事が一番大きく影響するのは日本、しかもロンチから1年ぐらいの期間なのです。

それに対し、SCEJはカンファレンスの場で「UMD版を所有しているがVitaでも遊びたいというプレーヤーのために、特別な施策を準備」している事を明らかにしました。現時点ではそれ以上の情報は何も開示されておらず、最悪の場合「準備・検討」で終わる可能性も残されています。

この数少ない情報から容易に想像できるのは、UMDメディアを送付もしくは店頭に持ち込むことでDL版のコードと引き替えるサービスです。これならばインフラ整備のみで実現可能な「現実的」な施策です。

勿論DL版が配信されているタイトルに限られますし、送付や店頭に出向く手間は必要ですが救済措置が何もないよりはマシです。SCEはPSPgoの際に同様のUMD救済措置を匂わせておきながら無かったことにした前例がありますので、同じ轍を踏む事は避けるはずだと思いたいところです。

それにしてもPS Vitaに外部出力がない事は全面／背面タッチや各種センサーを活用したゲームの開発意志を削がない為の措置という事は判りますが、外部UMDの計画が無かったりメモリーカードが特殊仕様だったりするのはハッキング対策なんでしょうねぇ。勿論、対策の必要性を否定する気は無いのですが、イリーガルユーザの為に利便性が阻害されていると考えたら腑に落ちない部分もあります。

ともあれ今週末2011年10月15日よりPS Vitaの予約は開始されます。私のような「何があっても買う」という好事家は放っておいても良いのですが（笑）、「どうしようかな」と迷っている層に興味を持って貰う為にベストを尽くして欲しいですね。