【注目記事:「FFXIII-2」とIE9コラボなんと40点満点!「FFXIII-2」PS Vitaロンチタイトル


「二ノ国」経験値稼ぎのお供に録り溜めしていた「輪るピングドラム」を1クール分まで視聴。1話は「ん?」と思ったけど演出や世界観に慣れるとかなり面白くなってきた。オリジナル作品は2クールあると安心出来るね。

さて、先般、デベロッパ変更等の衝撃的な発表が行われた「METAL GEAR RISING REVENGEANCE」の経緯を明らかにした映像「ライジングの真実」が公開されていますのでご紹介。







METAL GEAR RISING REVENGEANCE OFFICIAL WEBSITE


先行された配信された「ヒデラジ」でも小島監督から色々と語られていましたが、ドキュメンタリー形式の映像という事もあって感じ入る部分が多々ありました。

MGRが現在の体制に至るまでを纏めると下記の通り。
  • 2008年夏、MGS4終了後に「MGS5」が始動
  • 「MGS5」の制作は若いスタッフに任せる方針だった
  • スタッフはMGSナンバリングを背負うことを嫌がった
  • 「スピンオフなら作れる」という事で、雷電主役のアクションがスタート
  • 小島監督はMGSRにはノータッチだった
  • MGSのステルスアクションとのゲームデザインが迷走、開発は停滞
  • E3 2010後、小島監督が見たところゲームデザインが崩壊したままだった
  • 小島監督はチームを引っ張るディレクターがいないと指摘
  • 結局2010年の年末にプロジェクト中止を決断
  • ゲームデザイン以外の素材は出来ているので制作先を探す
  • 年明けにプラチナゲームスに打診
  • 1週間で明確なデザイン方針を打ち出してきたので契約
まぁ前半の開発中止に至った経緯が興味深いと言いますか、ぶっちゃけ「2年近くも模索していたのかよ」というのが最初の感想です。プラチナゲームズの三並社長もコメントされていましたが、何も情報が出てこないけど「順調に作ってるんだろうなぁ」と漠然と思いますよね。

要約すると、内製で2年近く作ってきたタイトルを「ゲームデザインが出来上がらないから」という理由で外注に依頼している訳です。コジプロ、いや小島監督が今回の内情を敢えて赤裸々に告白する事は中核スタッフへのゲキ以外の何物でもありません。

小島監督が以前から「若いスタッフに任せたい」という発言を繰り返していたのは、短いスパンで大規模なゲームが開発できる体制を構築しないと欧米市場には対応できないことを誰よりも理解しているからでしょう。海外デベロッパのAAAフランチャイズならば同じコアスタッフがナンバリングを作り続けること自体が稀ですからねぇ。

確かに世界的ブランドの「MGS」ナンバリングに掛かる重圧は相当なものです。それに独特の小島節を引き継ぐ事は難しいですし、ゲーム性はともかく、シナリオや演出の味を変えてしまうと批判に晒されるのは判りきっています。我々だってエンタテインメント作品の続編で中核スタッフが変わると「違い探し」をしてしまいますから。

とはいえ、そこから逃げる形で「スピンオフならなんとか・・・」という発端はなんとも消極的です。小島監督はコナミの副社長でもありますし、「好きなように組織を編成出来る」権限を持っているであろう現役クリエイターですが、後を任せる人材の発掘には苦心されているようです。

まぁ、ゲームファンとしては小島監督謹製の最新MGSが少なくとも1作品は楽しめるのかな?という遠回しの朗報とも受け取ることが出来ます。でも、これだけのカミングアウトをされた後で「MGS5は若いスタッフに任せます」とアナウンスされてしまうと期待値が下がってしまうよなぁ。

これはコジプロだけが抱えている問題ではありません。