「ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア」の吉田P/DインタビューがGAMEWatchに掲載されていますのでご紹介。
「FFXIV: 新生エオルゼア」プロデューサー/ディレクター吉田直樹氏インタビュー - GAME Watch
――その一方で、PS3版という点では、今回も具体的な情報は出てきませんでした。今回発表を見送った理由と、公開時期はいつ頃を想定していますか?吉田氏: 今まさに最適化をしているところです。今回見ていただいたCore i5のノートPCのグラフィックスがPS3版の基準にはなります。もちろん、メモリサイズが圧倒的に違うので、その点の割引は発生しますが。PC版のマックスクオリティが定まったので、最後はメモリです。――PCと比較するとメモリはうんと少ないですよね。どうフェイクを入れるか、具体的にはテクスチャの解像度を下げて行くような方法でしょうか。吉田氏: もちろんメモリは少ない。テクスチャの解像度は下げますが、なじませますし、LoD(Level of Detail)の切り換えをします。LoDに関しては完璧に入ったので、Core i5ノートのデモでもLoDはバリバリやっていましたが、ほぼ気づかないというところまでいっているので、PS3でもほぼわからないとは思います。9月下旬くらいにはPS3のUIと共に、お見せしたいなと思っています。――PS3のUIというのは、今回見たWindows版のUIとはまた違うわけですか?吉田氏: そうですね、PS3版はマウス+キーボードモードが選べませんから。メモリの配分が全く違います。――なるほど、今見ているのはあくまでマウス+キーボードモードのUIなんですね。吉田氏: そうです。ゲームパッドモードというのがあって、PS3はそっちになりますし、PCでもゲームパッドモードを選ぶことができます。――ゲームパッドモードはどのような表示になるのでしょうか。吉田氏: 少なくともホットバーは全く違います。後は「クロスホットバー」という名前で呼んでいますが、そこからどう想像していただけるかというところですか。もう少し待っていただければと。ゲームパッドモードに関してはメインメニューも現行から一新されます。そこはちょうどドイツに出発する前に最終確認していた部分です。――現時点でβテストに関して、何か話せることはありますか?吉田氏: 今のところはαのでき次第だと思っています。ですので具体的に日付を言うつもりはないです。フィードバックを受けて、直せるものは直した上で、次のステップに進んでいきたいので。αは秋、βは冬、という以外の言い方はできないです。αもβも年内で期待していただいて大丈夫ではありますが、βはα次第でなるだけ早くというところです。ただ、リリーススケジュールについても、僕はあまり性急にやろうとは考えていません。前回「FFXIV」ローンチのテストがプレーヤーの皆さんにとってあまり印象が良くなかったので、心配して下さってる方もたくさんいらっしゃいます。万全を期した状態でスタートしたいなと思っています。
今だ謎に包まれているPS3版「FFXIV」についても色々と情報が出てきました。
まず、PS3版ではマウス+キーボード操作が選べないという情報は少し残念でした。メモリの関係でしょうかね。先代のFF11もゲームパッド+キーボード操作で別段不便は感じませんでしたので不安は無いのですが、PC版をプレイする事も考えると操作方法は合わせておいた方が良いのかなぁ。
あと、映像公開についても「9月下旬」と明言されています。要するに、9月1日・2日に開催される「ファイナルファンタジー展」での公開はお預け、9月20日から開催される「東京ゲームショウ2012」での映像公開も微妙といったところでしょうか。TGS2012で実機出展とか期待していたけどなぁ。
あとは「年内発売には拘っていない」と受け取れる発言にも注目です。個人的には「βテストは早くやりたいが、製品版は万全を期して欲しい」と考えています。社会人ならば年末年始休暇前にサービスインしてくれた方が嬉しいのですが、「エイヤー」で出されると2010年9月の二の舞になりますからね。
せっかくここまで作り込んだのですから、ベストを尽くした「作品」を遊びたいものです。
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