
4Gamer.net ― 「討鬼伝」PS Vita向けの「アクション体験版」が配信開始。PlayStation公式サイト「プレコミュ」ではオリジナルアバターがもらえるアンケートも実施中
コーエーテクモゲームスは本日(2013年4月2日),同社が6月27日に発売を予定しているハンティングアクション「討鬼伝」(PlaySation Vita/PSP)で,PS Vita用「アクション体験版」の配信を開始した。
この体験版では,NPCのモノノフと共に鬼と戦う「シングル専用任務」や,アドホックモードで最大4人による共闘が楽しめる「マルチ推奨任務」,4種の武器の技を練習できる「武器指南」の3つのモードがプレイできる。早く本作を遊んでみたい人は,さっそくダウンロードしよう。



まず最初に私が「モンハン未経験」という事を書いておきます。マルチプレイアクションとしては先般発売された「ソウル・サクリファイス」のプレイ経験があります。
今回は時間の関係で「シングル専用任務」を幾つかプレイしたのみです。マルチプレイは別の機会に楽しむ予定です。
以下が操作方法とプレイ映像(プレコミュ)です。ゲームプレイそのものの説明は割愛させていただきます。


という事で、サックリと感想でも。
グラフィックは「流石オメガフォース」と言いたくなるほど素晴らしいのですが、アクションゲームとしての纏まりが無いと感じました。既プレイ者から聞いていた「モッサリ」や「スタミナ(体力)」の部分についても「なる程」と頷いてしまうものの、それ以前に「テンポが悪い」のです。シングルミッションも単調でしたし、NPCから生気が感じられません。
「無双」シリーズで爽快感や手触りに拘っているオメガフォースの作品だとはちょっと思えない出来です。
とはいえ、モッサリ感や移動スピードやスタミナについては、ゲーム中でバランスが取れていれば問題はありません。「○○やると△△は遊べないわ-」なんてガキのような事は言いませんが、敢えて「モンハン風」にした事で悪い影響が出ているのでしょうか?そのあたりは残念ながら私には判りません(モンハン未プレイの為、モンハンの良さも悪さも知らないからです)
そして一番不安な(困った)ことは、発売までの2ヶ月で調整しても最初に感じた不満や違和感は変わらないだろうなぁという事です。昨年末に配信された「ソウル・サクリファイス」体験版からのフィードバックとはちょっと違います。
多分、このままの方向性で改良して出しても「ゲームとしてはそこそこ評価」されそうですが、それは「レベルが高いモンハンクローン」に留まってしまう事を意味するのかも知れません。個人的には改善やバランス調整ではなく「もう一度全体を見直す」方向で改修した方が「討鬼伝」というフランチャイズの為には良いのでは・・・とも思うのです。
幸い?ハンティングアクションは充足しつつありますし、今夏には「ゴッドイーター」「モンスターハンター」「地球防衛軍」とシリーズを重ねた作品が発売されます(要するに、ライバル達は最初からそれなりに完成度が高い作品ってこと)。せっかくの新規IPを厳しい時期に無理矢理投入してフランチャイズを潰して欲しくないと思うのは私だけでは無いでしょう。
前述した通り、グラフィックはPSPとのマルチとは思えない程に良くできています。宣材のスクリーンショットそのままの映像でゲームを楽しめると言っても過言ではありません。「和風」アクションもコーテクの得意分野ですし、最初にガッチリとファンの心を掴んでおけば息が長い作品へと成長するはずです。
「後からオンラインパッチで修正すれば良い」という考えなら甘い、と私は考えています。最初の掴みで失敗したゲームに戻ってくる割合は減る一方だと認識しています。
そういう意味でも、発売日の発表は体験版のフィードバックを受けてからの方が良かったんじゃ・・・とも思うわけです。
【アンケートはこちら】
アンケート詳細 | プレコミュ | プレイステーションR オフィシャルサイト
なお、最後に余談ですが、私は女性キャラのボイス2でプレイしました。良い感じで世界観が壊れますので興味がある方はどうぞ(笑)
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