actCoDで有名なActivisionのCEOが次世代機について語っていますのでご紹介。





Activision warns of Xbox 720, PlayStation 4 'uncertainties' | bit-gamer.net
Activisionのボス、Bobby Kotick氏がマイクロソフトやソニーの次世代機について若干の懸念があると投資家に語っています。

「価格やロンチ日や量、ファーストパーティの支援レベルといった多くの不確定な要素があります。そしてスマートフォンやタブレットのような新しいプラットフォームとの競合もあります。」

あくまでもビジネス視点なら当然の考え方でしょう。

「当社が世代を引き上げてやる」なんて綺麗事を語るつもりは無いでしょうし、「ウチのゲームが売れるなら、どのように貧相なハードでも大歓迎、問題無い」と考えている人の方が多いでしょう。まぁ貧相でソフトも売れないハードに救いは無いと思いますが。

しかし、Activision は「コールオブデューティ」というFPSのトップブランドを毎年発売し、そして毎年驚異的なセールスを記録している世界最大級のゲームパブリッシャですが、その看板タイトルのセールスは既に頭打ちしています。このまま現行機のみに留まる事で苦労せずに維持できるなら問題はありませんが、フランチャイズの人気はすり減り、意欲的なライバルに削り取られる一方になるでしょう。

現時点では未発表ですが、最新作「コールオブデューティ:ゴースト」は次世代機でも展開される事がほぼ確実視されています。

FPSは未だに「モアパワー」なゲームジャンルですし、最終的にPS4/720/PCにシフトした段階で新しい表現やゲームプレイのアイデアが産み出される可能性もあります。Kotick氏は「現状維持」する為にも前を進まなければいけない事も理解しているはずです。

「不確定要素が多い」と懸念しながらも積極的に次世代へと(多分)取り組もうとしている訳ですから、Bobby Kotick氏の発言には価値があります。

それはUBIも同様、と言いますか今のUBIに文句を付けることは難しいでしょう。

Ubisoft: The Wii U Is a Great Machine, But it has to Sell More | GenGAME
「Wii Uは素晴らしいマシン。でも、もっと多く売れなければいけません」

昨年ロンチされたWii Uへに対して未だ強力にサポートしている同社だからこそWii Uに対する苦言の重さは半端ではありません。「レイマン」騒動で根に持っている任天堂ファンも少なくないのかも知れませんが、「何も出さない」ソフトハウスより何百倍もマシなはずです。

今から1年後までには次世代機がほぼ全てのリージョンで販売開始されているはずです。その時の市場に対して大手デベロッパがどのようなコメントをしているのか?今から楽しみなような怖いような気もします。