100プラチナゲームズ所属のクリエイター・神谷英樹の発言が話題を呼んでいますのでご紹介。






Platinum Games designer tells Smash Bros fans to "f**k off" | Games industry news | MCV

神谷英樹氏は、ベヨネッタ、ビューティフルジョー、アマテラスが次のスマッシュブラザーズに追加されるのか?といった数多くの呟きに対してウンザリしていたようです。

その挙げ句、このようなツイートを返信しています。


もうたくさんだ、スマブラ馬鹿ども。○○○○

神谷氏の発言は紳士とは程遠いものですが、個人的にはそれなりに「判る」ような気もします。気がするだけですけどね(笑)

確かに神谷氏は今夏発売のWii U独占「The Wonderful 101」のディレクションをしていますし、Wii U独占「ベヨネッタ2」にも関わっています。現時点で発表されているワークスからしても、任天堂ハード専門で仕事をしているファースト以外で最も著名なゲームクリエイターの一人です。

そして、昨年SCEから発売された「PSオールスターバトルロイヤル」に対して「パクリ」発言をした事でも大きく話題になっていました。

神谷英樹氏が『PlayStation All-Stars』は“パクリ”だとTwitterにてコメント - Game*Spark
神谷氏は「あのゲームは好きじゃない」、「完全にパクリだ」、「パクリは好きじゃない。それが全てだ」、「そしてモラルを投げ捨てよう。素晴らしいね」とツイート。

このように、神谷氏自体は数々のTwitter舌禍問題でも知られている方ですが、スマブラ好きな任天堂ファンからすると「スマブラの味方」で「任天堂の味方」で「俺達の仲間」だという認識がどこかにあったのでしょう。普通に考えれば、クリエイターがハードウェアを選択できる訳が無いのにね。

しかし、一連の「PSオールスターパクリ」発言から「神谷氏がスマブラ好き」だと思い込むのは軽率です。例えば、どこかのサッカークラブのユニフォームがバルセロナのデザインに似ているから「バルサユニのパクリだ!」と指摘したとして、その人間がバルササポだとは限らないのです。あくまでも主観を述べただけです。

人間は往々にして自分に都合が良い方向に考えるという事が良く判ります。2年ぐらいまでは「カプコンの辻本さんはゲーム業界のことを考えている人や~」と思っていた人も多いんじゃないかな?いないか(笑)

そして今回の事案は、任天堂ファンやスマブラファンが「皆が任天堂が好き」「皆がスマブラで育っている」という勘違いをしていた事から発生した事でもあります。これらはマジョリティを拠り所にする人間にありがちな考え方ですが、このあたりを鑑みると、むしろ神谷氏こそが被害者なのかも知れないのです。