ps4one北米や欧州では2013年中の発売がアナウンスされているPS4及びXboxOne生産の鍵を握るAMDが頼もしいコメントを発していますのでご紹介。






PS4 and Xbox One high volumes no problem for AMD | GamesIndustry International
AMDのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー・Saeid Moshkelani氏

1年間で数千万ユニットを出荷できる生産見込み
ゲームコンソールのための生産インフラをテコ入れする

これは頼もしいですね。AMDとしてもPC市場ではライバルのインテルやNvidiaから水をあけられていますし、家庭用ゲーム機でのチップ供給が同社のビジネスにとって大きなウェイトを占めるのは間違い有りません。その為にも潤沢な供給と安定した品質は不可欠です。

先般、SCEがPS4の予約制限を大幅に解除した事を話題にしました。

ゲームかなー : PS4の「予約無制限」商法は「品薄商法」を時代遅れにするのか?
1. PS4の予約についての新情報
ただ今をもって、今週末及び今後の別途通知があるまでの期間、ソニーは当社に対して、現在の割当量を超えて、無制限に予約を受け付けることを許可した。言い換えれば、PS4の予約の水門は開かれた。限定された数量に基づいた予約の停止を行う時期は別途通知する。


その時は「うわー、これで日本のリリースは遅れるかも知れないな・・・」と覚悟していたのですが、製造上で一番ネックになりやすいチップ供給が潤沢ならば話は別です。それ以外で不安なパーツはPS4なら「GDDR5メモリ」、XboxOneなら「キネクト関連」でしょうか。キネクトの新技術や独自パーツの度合いはちょっと判りませんが、GDDR5メモリは「ありもの」ですので供給面での不安はさほど無いと思います。

これで欧米では品薄解消、日本でも無事年内発売開始・・・だと良いのですが。



さて、海外ではとうの昔にPS4やXboxOneのプレオーダーが始まっています。海外メディアも双方のセールス等を比較した記事を頻繁に掲載していますが、どちらのハードも概ね好調な状況だと考えても良いのでしょうか?

とはいえ、あのWii Uですら発売前には「予約が入りすぎて悲鳴」なんて記事がまろび出ていた訳ですから、PS4/XboxOneだって蓋を開ければ・・・なんて可能性も十分にあります。欧米は日本よりは据置コンソールが売れる市場だという認識ですが、それでも本体に400ドル~500ドル、それに最低1本はゲームソフトを購入するコストが安いとは思いません。

家庭用ゲームファンの「自分が楽しめるゲームが定期的に発売されたらそれで良いよ」という絶対的な本音は揺るぎませんが、ある程度のインストールベースが無いとサードがソフトを出してくれないという現実を否定する事は出来ません。PS4やXboxOneという次世代機は前世代との互換性を用意していませんので、少しの間はサードには2世代マルチ開発という負担を強いることになります。

次世代ゲームファンとしては、これから数年の間で現世代機市場がどのようにクロージングされていくのか?に興味津々なのです。

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