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パチンコ衰退の隠れた理由…もっと割が良くギャンブル性の強い“アレ”にユーザ流出か | ビジネスジャーナル

パチンコの場合も隠れた競合がいて、パチンコユーザーを奪っているという説が根強くあります。その隠れた競合とはFXです。

 そもそも株やFXのような金融商品への投機は、ギャンブル性があるといわれています。なかでも「どちらに動くかランダムである」という特性を持つ外貨に投資をするFXは、短期の売買は確実にギャンブル性を帯びたものになります。

 実際に、FXで注文して1分とか、上下10銭とかで損切りすると自分でルールを決めて何回も売買を繰り返せば、FX投資というものはルーレットの赤か黒かに賭ける2分の1の確率のギャンブルとほぼ同じものになるのです。

 それでいて外貨というのは突然相場が跳ね上がったりするので、儲かっているときだけはそのままにしておくと、一日に何回か大勝ちすることがあります。これが楽しくてFXにのめり込む人というのが結構います。

 そして、おわかりのとおりFXはパチンコと違いわざわざ外出しなくても、すきま時間にスマホで楽しむことができます。さらにいえばFXにかかるコストは、多くのFX会社が取引手数料を無料にしている関係で、外貨を買うスプレッドだけ。米ドルで遊ぶ(?)場合は大手のFX会社のスプレッドが0.3銭ですから、取引でもっていかれるのはわずかな金額だという“競争相手のギャンブルにくらべて胴元の取り分が少ない”という利点があります。

 パチンコの控除率はお店によっても異なりますが、だいたい10%といわれています。競馬の20%や宝くじの50%よりも還元される金額がいいというのが、パチンコの魅力だったのですが、FXをそれと競合するギャンブルの一種だと考えると、パチンコよりもさらに控除率が低く割がいいということになります。

 こういう言い方は、金融業界の方にとっては「違う!」と言いたくなるのはわかりますが、現実にはギャンブルと金融商品への投機はサービスとして競合しています。一旦、金融商品で儲けることを覚えた人たちは、

「ギャンブルのように、うまみが小さい遊びには飽きてしまった」

などと言うのも本当の話です。

 結局のところ、パチンコの長期衰退にもこの理由が関係しているようで、今残っている遊技人口は、こういう金融商品への投機のうまみを知らない情報弱者と、ほかにやることがない高齢者、そして純粋にパチンコという遊技が好きな根強いファンが中心になっているのだといわれています。

反応
理由は何であれ、パチンコの衰退はよいこと

なるほどねぇ

利益より中毒だから、ソシャゲとかも多そう

既存のユーザは投資へシフトした人もいるんだろうけど、パチンコを始める前の若者をソシャゲとかに奪われているのが大きいんじゃないかと思ったりする。