なぜ発売後2年以上のゲームソフトがいまだに売れるのか? 「有料DLC」が変えたゲームビジネスの今 | DIAMOND SIGNAL

近年、ゲーム業界──特にNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)やPlayStation 4/PlayStation 5といった、家庭用ゲーム機用ソフトビジネスに大きな変化が起きている。それは、大ヒットしたゲームをさらに遊ぶための追加データを販売する、有料のダウンロードコンテンツ(DLC)という仕組みが増加しつつあるということだ。

(中略)

この有料DLCという販売方式は、PlayStation 5(以下「PS5」)の販促にも有効活用されている。

ファミ通の発表によると、PS5の国内推定累計販売台数が発売から43週で約10カ月で100万台(うち「デジタル・エディション」は16.5万台)を超えたという。だが、PS5は引き続き世界的な品薄が続いており、オークションサイトでは定価より2万円以上も高い価格(PS5の定価は通常版が5万4978円、ドライブのないデジタル・エディションが4万3978円。)で転売されているというのが現状だ。

PS5はPS4との互換性を持っており、PS4のソフトがほぼ全て動作する。そのため、PS3と互換性のないPS4の発売時と較べても、買い替え希望者は非常に多い。ソニー・インタラクティブエンタテイメント(SIE)としてはPS5を売るためにPS5専用ソフトを投入したいところだが、そもそも市場に本体が売っていない状況なのでPS5専用ソフトは売上本数が伸びず、大赤字タイトルになってしまう。

そこでSIEが選んだ作戦は、新作ソフトをPS4/5両対応として発売するというもの。PS5を手に入れられないユーザーには、いったんPS4版のソフトを買ってもらう。後日にPS5本体を入手したら、10ドル(日本語版の価格は未発表だが、おそらく1100円程度になると予想される)の追加料金でPS5版のDL版ソフトを購入できるという発表を2021年9月4日にしたばかり。「とりあえずPS4版を購入して楽しんでいてください」というメッセージをひしひしと感じる。


PS5版へのアプグレ有料化に一番積極的なのがソニーってのがなぁ。ほんまライアン体制になってからのSIEは金の亡者すぎてちょっと。まぁライアンが悪いというより、ソニー本体からの要求水準が高すぎるからしゃーないってのは理解しているつもりだけど、CEO就任前からライアンは印象が悪いのでどうしてもなぁ